1980年(昭和55年)5月23日(現地時間)、黒澤明監督の『影武者』がカンヌ国際映画祭でパルム・ドール(グランプリ)を獲得(日本時間では5月24日)。第33回カンヌ国際映画祭は1980年(昭和55年)5月9日から22日にかけて、フランスのカンヌで開催された。カンヌ国際映画祭、ベルリン国際映画祭、ヴェネツィア国際映画祭は、世界三大映画祭と称される。
『影武者』は、1980年(昭和55年)4月26日に公開された日本の歴史映画である。監督は黒澤明、主演は仲代達矢。ハリウッドの大手スタジオから世界配給された最初の日本映画で、黒澤を敬愛するフランシス・フォード・コッポラ、ジョージ・ルーカスが外国版プロデューサーとして参加した。
主役の勝新太郎の降板騒動など公開前から話題を呼び、当時の日本映画の歴代映画興行成績(配給収入)1位を記録、1983年に蔵原惟繕監督の『南極物語』で抜かれるまで破られなかった。
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