1981年(昭和56年)4月9日、午前10時半ごろ、鹿児島県沖の東シナ海を航行中の日本船籍の貨物船「日昇丸」に、海中から浮上したアメリカ海軍所属のジョージ・ワシントン級原子力潜水艦「ジョージ・ワシントン」が衝突した。日昇丸は船底を破壊されたため、15分で沈没した。一方の「ジョージ・ワシントン」はセイル部分を僅かに損傷したのみで、自力航行に支障が無かった。しかし「ジョージ・ワシントン」は日昇丸乗組員の救助活動をせず、現場を立ち去った。この結果、日昇丸の乗組員から船長ら2名の死亡者がでた。残りの乗組員13名を救助したのは日本の海上自衛隊の護衛艦「あきぐも」と「あおくも」であった。
80s!