1982年(昭和57年)2月8日、東京・永田町のホテル・ニュージャパンの9階から火災が発生した。高級ホテルとして知られていたが、スプリンクラーが作動しないなど防火設備の不備が多く、9、10階の約4200平方メートルが焼け、宿泊客33人が死亡する大惨事となった。約9時間後に鎮火した。出火の原因は、9階に宿泊していたイギリス人男性の寝タバコとされている。当時同ホテルのオーナー兼社長だった横井英樹は、杜撰な防火管理体制の下に経営を行い、防火および消火設備の維持管理や従業員に対する指導を怠り、被害を拡大させたとして刑事責任を問われ、業務上過失致死傷罪により禁錮3年の実刑判決を受けている。
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