1983年7月8日

1983年7月8日

1983年(昭和58年)7月8日、日本の刑事裁判において死刑を選択する際の量刑判断基準となる「永山基準」が明示された。

この日、最高裁判所第一小法廷(大橋進裁判長)にて、連続射殺事件(1968年発生)の加害者である被告人・永山則夫(事件当時19歳少年)に対し、控訴審(東京高等裁判所)の無期懲役判決を破棄して審理を東京高裁へ差し戻す判決(第一次上告審判決・以下「本判決」)を言い渡した。その際に日本の最高裁判所が初めて詳細に死刑適用基準が明示された。

永山則夫連続射殺事件(永山則夫事件・永山事件)とは、1968年(昭和43年)10月から11月にかけて、東京都、京都府、北海道、愛知県の4都道府県で発生した拳銃による連続殺人事件である。当時19歳の永山則夫が、在日アメリカ海軍・横須賀海軍施設から盗んだ拳銃で、男性4人を相次いで射殺した。一連の事件は警察庁により警察庁広域重要指定108号事件に指定された。

永山則夫は、1969年(昭和44年)4月7日、東京都渋谷区・明治神宮北参道入口付近にて逮捕された。事件当時は19歳だったが、逮捕直後から実名報道がなされた。

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