1985年(昭和60年)4月30日、広島県福山市にて、トラック運転手(45歳)が自販機の上に置かれていたオロナミンCを飲み、5月2日に死亡するという事件が起こった。運転手の嘔吐物から、除草剤であるパラコートが検出された。これがパラコート連続毒殺事件の発端となった。
1985年、日本各地でパラコートを用いた無差別毒殺事件が次々と発生し、その全てが未解決事件となっている。一連の事件は全12件とされ、最後の事件は1985年11月17日、被害者は、自販機の取り出し口にあったコーラを見つけて持ち帰り、それを飲んだ一週間後に死亡した埼玉県の女子高校生(17歳)だった。
関連事件(模倣犯)も含めると全34件の事件が発生し、13人が死亡した。
80s!