1987年(昭和62年)8月9日、プロ入り1年目の中日の近藤真一投手が、ナゴヤ球場で行われた対巨人戦でノーヒットノーランを達成。初登板・初先発でのノーヒットノーラン達成は史上唯一。
巨人の先発は、駒田徳広、岡崎郁、篠塚利夫、 原辰徳、 クロマティ、吉村禎章、中畑清、山倉和博 、宮本和知の9人。先頭打者の駒田徳広は三球三振、最後の打者・篠塚利夫は見逃し三振だった。
前年の1986年、高校3年生の近藤は、享栄高のエースとして、春と夏の甲子園大会に出場、1986年(昭和61年)11月20日にホテルグランドパレスで行われた第22回のプロ野球ドラフト会議の目玉選手であった。ヤクルト、中日、日本ハム、阪神、広島の5球団が1位指名、監督就任早々の中日星野監督が、見事に引き当てた。
一躍時の人となった近藤は2度目の登板となった16日の対広島戦でも7回途中まで2失点で2勝目。さらに3度目の登板では対阪神戦では1安打完封を記録。このシーズンは11試合に登板、4勝5敗の成績だった。しかし、入団3年目に肩を故障し、1994年に引退、通算成績は12勝17敗だった。
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